No.1
2021.01.04
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
弊社が個人創業したのは2018年です。早いもので今年で4年目に突入しました。ご協力いただいた皆様には大変感謝しております。
あっという間の3年間でしたが、独立までと創業後を振り返ってみると本当にいろいろな事がありました。
私自身、初めから独立心があったわけではなく(夢ではあった)、ここまでの間に仕事で2度きっかけがありました。
2011年の社寺建築での現場監督時代に北海道での現場経験がひとつ目のきっかけです。そこでは、お寺を建設しに行ったのですが、私自身は何も知らない土地で住居のメンテナンスや協力業者探しから始め、0→1を作り出しました。
徐々に自信を持ち、名古屋に帰っても経営できるのではないかという気持ちになりました。
今は、当たり前になりつつある独立も最初の会社の辞める決断をした2012年末には会社に勤めるのが当たり前な時代でしたので、1人で悩み・不安も多く、その際は転職する決断をしました。(実は転職3年後の独立を目指していました)
まだ、若く1つの会社しか知らないため不安が多く、また地場の工務店とハウスメーカーでは世界が違うと思っていましたので、大きなリフォームメーカーに転職しました。
そこでは、契約等の書類を覚える事、協力業者で工務店を使うため色々な工務店の仕事を比較する良い機会ができる事、週休2日制のため創業準備ができる事、創業するなら資金の関係や仕事の受注しやすさを考慮しリフォーム工事を覚えたい事を目的としていました。
3年での独立計画(ちょうど10年になるため年金額も増えるとかも考慮)を念頭に入社しました。
やはり工務店とハウスメーカーでは事業レベルが違い、すべての事が勉強になりました。その時、私自身は現場監督として下積みしてましたので順調に業務をこなしましたが、これを新入社員でするのは無理だと確信しました(これは余談です)。ざっくり言うと中途の方が働く職場ですね。
そこでは、多忙を極め、いつの間にか3年が経過してしまいました。
しかし、4年目に転勤になり、休みも多く自分のための時間を作ることができ改めて独立について調べるようになります。
仕事の内容もほとんど覚え、いよいよタイミングを見て独立しようと思い、少しずつスケッチや図面や職方を確保するよう準備していきました。ただ、副業ではできないので動ける範囲は限られました。
2017年5年目に年齢32歳を迎え、独立するなら35歳までと決めていた私は2018年に退職し独立する決断をしました。
この退職を決断できたことが2回目のきっかけです(結局、決断できない場合も多いそう)。
これができなければ今も勤めていました。
この段階で独立しようと思ってからはすでに7年目でした。正直、思っていたより時間は掛かりました。
2018年創業予定をしますが、仕事はすぐにはないので、独立することを皆様に報告する形であいさつまわりを始め、創業融資を受け、事業として進めていくこととしました。
最初の事務所は自宅の一室。そこから今の事務所の2階部分を使用。今では、1階部分となりました。
独立心はなかった1人の現場監督もこうして皆様の力をお借りし建築に関する価値を提供することでいよいよ創業4年目を迎えました。
受注も、1年目は知り合いや親戚から始まり、2年目に個人のお客様との繋がりができていきます。3年目にかけて法人取引も始めました。
本年は、従業員の雇用をすることと個人向けにはシニア向けの地域のリフォーム店として水回りリフォームの受注と法人向けには店舗や工場などの修繕に力を入れていきたいと思います。
創業時目標は5年後の売上1億円。がんばります。